2020年11月18日

ある部分をみれば、エルメスのエキゾチックレザーは見分けられる!? 種類とあわせてご紹介

エルメスではさまざまな種類の革を使ったアイテムがあります。
天然素材の革製品は生息地域、オス・メス、血管の筋の深さ、固さ・柔らかさなどの革質が変わり、同じものがない1点物なのも魅力のひとつです。
今回はそんな革製品の中でも、エルメスのエキゾチックレザーに焦点をあてて種類と見分け方をお伝えしていきます。

はじめに
ワニ革を始めとする爬虫類の素材は、絶対数が少なく希少性が高いこともあり、高級品として取り扱われています。
革の特徴としては、牛革と比較して、軽量かつ、革質自体に張りがある為、型崩れは比較的しにくい素材といえます。
また、クロコダイルとアリゲーターは同じワニでも生息地域も異なる為、その見た目も大きく異なってきます。

〇クロコダイル
生息地域・・・主にアフリカに広く分布。
見た目の違い
アリゲーターと比較して、口先が長く尖っている。
口を閉じたときに、下の第4歯が飛び出している。

〇アリゲーター
生息地域・・・主にアメリカ、オーストラリアに広く分布。
見た目の違い
クロコダイルと比較して、口先までの長さが短く、丸い。
口を閉じたときに、下の第4歯が外に飛び出していない

エルメスで使用される爬虫類素材
エルメスのエキゾチックレザーには、
ワニ革の クロコダイル(ポロサス・ニロティカス)・アリゲーターで3種類、トカゲ革のリザードで1種類の計4種類があります。
ひとつひとつの特徴と見分け方を見ていってみましょう。

ポロサス(Porosus Crocodile)

別名「スモールクロコダイル」。その名の通りウロコが小さく、左右対称で見たときにもウロコの並びは非常に綺麗です。
その細かさから、財布などの小物類にも使用されています。
見分け方・・・HERMES PARISの刻印の横に「Λ」マークの刻印が施されています。

ニロティカス(Niloticus Crocodile)

直訳すると、”ナイル川のクロコダイル”。アフリカ・ナイル川流域に生息するワニ革を使用した素材になります。
ポロサスと同様にウロコは小さく、左右の並びは綺麗にならんでいます。
見分け方・・・HERMES PARISの刻印の横に「・・」マークの刻印が施されています。

アリゲーター(Aligator Crocodile)

主にアメリカ ミシシッピ川に生息するアリゲータを使用した素材。
ポロサス、ニロティカスなどと比較すると、ウロコは大きく、主にバッグ類に使用されています。
見分け方・・・HERMES PARISの刻印の横に「□」マークの刻印が施されています。

リザード

主に東南アジアに生息するトカゲを使用した素材。細かく綺麗に並んだ班が特徴です。
ワニと比較して、体長・身幅が大きくない為、小さめのバッグ類や小物類に使用されています。
見分け方・・・HERMES PARISの刻印の横に「━」マークの刻印が施されています。

最後に
エルメスで使われている爬虫類素材を中心に解説してきました。
素材を見ただけでは種類の分別が難しいですが、エルメスにおいては刻印のまわりを見ることで、見分けることができます。
ぜひ、お持ちのアイテムで確認してみて下さい。

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Posted by 中川 洋輔 at 14:44│Comments(0)
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